2008年08月25日

2点目は必要だったか 22節:東京1-2ヴェルディ

多忙極まりないので少なめに。

1点取るまでは良かった。ラインを高く保ち、出し所にプレスを掛けることで大黒、飯尾にいいパスを出させなかった。裏パスのタイミングが遅れればモニがカバーできる。形としては4-1-4-1のようなシステムで、梶山か今ちゃんがディエゴをマークし、その前の4人で起点となるボランチとサイドバックにプレッシャーを掛けていた。
プレス主体の守備だと今ちゃんが前に向かって守備をするので、その勢いでゴール前まで顔を出してくれるのも良かった。
ちゃんとヴェルディを研究していて作戦もハマってたし、オフサイドトラップをあっさりあきらめたのも良かったし、今後の方向性を考える上でもすごくいいマイナーチェンジを施していた。展開としては「案の定」の先制ゴール。しかも鳥肌モノのスーパーゴールだった。

しかし。
1点取った後、そのままのペースで2点目を取りに行ったのはいただけない。富澤→レアンドロで起点が増え、配球が良くなってきたところで大黒に抜け出され、しかも浮かせて決めるなんて「らしい」ゴールを許してしまった。ダービーっていう状況のせいか、「今日こそ2点目」っていう精神状態のせいか、とにかく展開に応じた対応ができなかった。守備を落ち着かせてカウンターでも狙えばいい時間帯にあせって2点目を取りに行くのも、ある意味2点目の呪縛と言えるね(笑)。

「前がかり」ってよく言うけど、守備の枚数が減って攻撃の枚数が増えるなんてのは(システムでも変えない限りは)事後的な話で、場面場面を切り取ってよく見ると、負けてる方は「50:50のボールで奪った気になって前に出てくる」傾向が強い。対して勝ってる方は「どっちのボールになるかな?」みたいな普通の感覚。結果的に奪われた瞬間には既に数的不利な状況になっている、のが「前がかり」のメカニズム。
だから、相手の意識が攻撃的になっているのにそのままのペースで守るのはリスキーってことだ。鹿島は得点した後の時間帯はすごく守備的になるでしょ。さすがだよね。

要は、1点取った後にカウンターで追加点が取れないのも、逆に追いつかれるのも、引きこもった相手にリスクを掛けられないのも、チームとして相手の意識を読めないことに原因がある。
チームの経験不足に加えて、勝負師タイプじゃない城福さんの判断が遅いのもあるだろうし、ピッチ上にその辺をコントロールできる存在がいないのもあるだろう。すぐに改善する問題じゃなさそうだ。
無理に2点目狙わないで、相手が前がかりなら守備をしっかりやって、カウンターかセットプレーであわよくば…くらいが逆に2点目に近いと思う。

とにかく、駒は揃ってるのに勝ち方を知らんのだ。試合展開に応じて自分達で勝利の絵を描けない。
「前半1点ビハインドならOK、後半大竹スイッチで…」みたいなチャートを提示してた頃は勝ってたのが何よりの証拠である。

Posted by メトカラ at 08:25Comments(0)プレビュー&レポ
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