2009年10月27日

東京は最強なのだ 30節:東京2-1清水

もう火曜だし感想だけ。

清水の出来も悪くなかったと思うが、あの高次元の連携が相手では、多少の対策では勝てないだろうな。磐田2002を彷彿とさせるパスアンドゴーの連続には鳥肌が立った。
そのリズムを体現していたのがダブルボランチで、梶山は当然として、特に米本の球離れがかなり早くなっていたのには驚いた。いつもなら、余裕のある時どうしてもコネてしまって、ディフェンスが受け手にプレッシャーをかける時間を与えてしまっていたんだけど、この試合はポンポンとテンポよく捌いていた。守備的MFではなく一人前の「ボランチ」と言える働き。
浅利と今ちゃんと栗澤のいいとこ取り(笑)って言えばいいんだろうか。見るたびに成長していて本当に頼もしい。

相方が自分で舵取りできるようになれば、梶山も高い位置で仕事ができる。梶山目立ってたねぇ。でも梶山だけじゃなく、他の選手も同様。ナオの穴を埋めるために全員が攻撃の意識を一段上げていたと思うけど、ちゃんと発揮するためには後ろがしっかりしてないとね。それは米本の仕事の成果だったと思う。

あとは徳永。長友のコンディションの問題もあって、この試合は攻め役で目立っていた。
彼の「判断の質」ってすごいなと最近思っていて、サイドでボールを持った時のエリア内の状況を考えたプレーの選択が「ちゃんと」できている。1対1でドリブルで仕掛けようという判断は相手を抜いてクロスを上げるためと言うよりも中で味方が動き出す時間を与えるため、みたいな。
クロスボールの精度よりも、鈴木達也にピタっと合うまでの判断の重なりにこそ徳永の攻撃面の持ち味が出ていたと思う。

城福采配もいつも通りの冴えだった。今の選手層を上手く使ってるよ。持ち駒にバリエーションがないから采配にバリエーションを持たせる、って簡単じゃないよね。本当にいい監督さんだ。
結局、組織で抑えられない唯一の存在、岡崎だけが脅威だった。当然、今ちゃんと対峙する時はいいけど、ブルーノ側に流れると厳しい。ああいうタイプの相手にブルーノはミスキャストで、モニみたいにキュッと動けるCBを入れるべきだよね、本来は。でもモニはケガだしブルーノは東京の戦術的コアの一人なんだから仕方がない。
清水対策としてはそこにリスクがあったわけだけど、セットプレーの1点で抑えられたのは良かった。1点なら勝てる、という読みは城福さんにあっただろう。

さてナビスコ決勝。現時点で最強の2チームが当たると言っていいと思う。ただ長友もケガしたみたいだし、選手層の面では川崎が圧倒的に有利。戦術的な相性を考えても、ビハインドで後半巻き返して勝利、は考えにくい。先制して逃げ切るプランしかない。
その意味では明らかに不利。でも「だからどうした?」と言えるだけの自信がチームにはあると思う。これだけの逆境を跳ね返して上位で戦っているチームが他にあるだろうか。チームとしての「底力」みたいな部分では絶対に東京の方が上だと思うし、その底力をたくさんの応援で後押しできるホーム国立で戦えるわけだ。

だから絶対に勝てる。ていうか勝つ。
ちょっとらしくない言い方かも知れないけどね。

Posted by メトカラ at 06:35Comments(0)プレビュー&レポ

2009年10月20日

奮起しない若手に奮起を 29節:東京4-0柏

ナオがケガした時に「一番いい時に…」と泣き崩れていたオバサン、失礼お嬢さん。ナオが今キャリアのピークだとどうして分かるんだい?
まあかく言う俺も少々ショックで、ナオフィギュアを見るたびに悲しい気持ちになって、レポなんかどうでもいいやという感じだった。検査結果も出て、俺の徹夜仕事もメドがつき、ようやく何か(グチでも)書こうかと。
ナオが前向きなのだから、たかが客が後ろ向きに足を引っ張ってはいかんよね。

まずは少しだけ試合について。
試合中、後ろで「今日の赤嶺いいねぇ、磐田戦のゴールで感覚戻ったねこりゃ」「羽生も最近調子出て来たんじゃん?」「梶山そろそろ代表に呼ぶべきでしょう」とか個人の出来ばかり大声で言ってるにーちゃんが気になってしょうがなかった。相手が強いときっと真逆なことを言うんだろう。
以下ちっとばかり教えてやるから、もし読んでたらありがたく思え。

今シーズンずっと「平山の控え」としてトレーニングしてきた赤嶺は、カボレ役が必要になった状況では使いにくかった。でもこの試合では飛び出す動きもだいぶ増えていた。平山も赤嶺が受ける時には点を取るためのポジションを素早く取れるようになり、「かぶる」場面はほとんどなかったと思う。
2トップが点を取れたのは個々のコンディションでも偶然でもなく、小平でコンビネーションを高めた成果なわけだ。お互いの役割分担がスムーズになったのは今後に向けて非常に大きいね。

降格に瀕した柏は、リスクを冒すことなく前の4人で攻め切ろうという単調な攻撃がメイン。2列目がプレスバックに戻る前に攻撃が終わることが多く、羽生やナオの守備の負担は軽かった。ポゼッションも高かったし。
特に羽生は全得点に絡む活躍。いつもはナオが前に出る分バランスを取っているので目立たないが、当然あのくらいはできる選手。これも今までが不調で最近好調になってきた、とかではない。

柏のダブルボランチ栗澤と杉山は梶山への対応が中途半端。梶山が前を向いてからプレスに行く感じで、前に出て自分達が空けたスペースを東京の前線の選手に使われていた。前の対戦であれだけやられてまだ分からんのか、とも思ったが、ネルシーニョにそんな経験は蓄積されてないのでまあ当然か。結局サッカーって監督次第なところがある。
要は、相手ボランチが出所を抑えるのかバイタルを埋めるのかハッキリしない日は梶山の日、ね。これも以下同文。まあ、あえて言うと足のテーピングが取れて以来、怖がらずミドルを打つようになったかな。

さて本題(笑)。
ナオがケガした後、草民北斗大竹とあからさまにその控えをテストし始めた城福さん。最近は後ろの選手を入れて、今野徳永長友といった「攻撃力の高いDF」を前に出す方向だったけど、エースの負傷退場による危機感がよく伝わってきた。使えないやつあきらめてる場合じゃない的な。
結果、試合後のコメントでも言ってたが非常に不満だったらしい。スカパー録画の解説でも、「ただサッカーしてた」と言われたKYな東京の若手たち。確かに、戦術や試合展開を鑑みても「いつも通り」の域を出なかった。
誰とは言わんけど(笑)、ドリブルむしろヘタだろお前。

別にさ、達也使えばそれなりに計算できるわけよ。でもさ、あの悔しそうなナオの姿を目の前で見ていた若手の中に、ナオの思いを背負って戦ってくれる選手がいるかも知れない。ナオさんの穴はオレが埋める!っていう気概を見せてくれる選手がいるかも知れない。あの状況で監督ならそう思うよね。ケガ人を抱える中で一丸となって戦う、ってそういうことだから。
普通に1〜2年は出られないような選手層なら城福さんも(俺も)若手に辛口にはならないんだが、全然そういう状況じゃないからね。カボレ取られて、浄放出して、モニ壊されて、どんどん選手が減ってベンチにキーパー2人入れて、ついにナオまで大ケガして、それでも奮起しない若手ってどうよ。
でも、それでも、あきらめずに奮起を促さないといけない。少なくとも今年中は。

なぜって、これから選手も監督もフロントも客も頑張って、ナオのためにナビスコ優勝して来年のACL勝ち取って元旦国立の舞台を用意するっていう目的があるからね。
ピンチをチャンスに変えるのだ。何としても。

Posted by メトカラ at 08:44Comments(0)プレビュー&レポ

2009年10月11日

バルセロナ・スタイル(笑) 天皇杯2回戦:東京4-0讃岐

酔ってるので感想だけ。
内容に不満はありつつ結果オーライ的な。

代表のスコットランド戦に少し似ていた。1.5軍でコンビネーションが合わず、選択肢を多く作れなかったので個人プレーすなわちドリブルが多かった。ちょっと前のNumber「城福ノート」に書いてあった通りになった。
人もボールも動くサッカーと言うけれど、本質的には「選択肢を多く作るサッカー」なわけだから、その意味では自分達の目指すことはあまりできなかった。
ある意味、個人テクニックのレベルが露になった試合、と言ってもいい。ね、平山とか。

まあそれでも4-0で勝ててしまうわけで、羽中田さんが監督をやってるとかバルセロナ・スタイルだとか、前評判の割には拍子抜け。開始3分ちょっとの間に東京は2つの決定機を作った。ああ、そんなもんね、と。
でも、選手もサポーターもいつも通りのテンションで、それが天皇杯初戦には一番だな、とあらためて思った。ここ数年、甘く見て苦労したもんなぁ。

讃岐はパスを一生懸命繋ごうとしていたけど、東京はコンパクトにしてパスコースを狭めて、高い位置で奪ってはチャンスを作った。讃岐はもう「愚直」な印象が強く、自分達のパスサッカーがどこまで通用するか、みたいな感じ。東京があれだけラインを上げてきたんだから、前線の選手のスピードを生かしてもっと裏を使えば良かったと思う。
ある意味、讃岐は勝つ気がなかった。

ただ東京もそこまで研究してたわけではないらしく、特にアンカーの選手へのプレッシャーが甘かった。バランスを考えると2トップのどちらかがマークするべきだったと思うんだが、フリーにすることが多く、そこから縦パスを入れられた。あのアンカーを誰がマークするかハッキリしていれば、もっと試合を支配できた。あと2点は入ったと思う。
後半、浅利が一生懸命アンカーにプレスを掛けていたね。その流れで飛び出したりもしていた。ベテランは分かってるよ、色々。

後半梶山が抜けたのはびっくりした。敢えて「梶山がいない状況でどれだけやれるか」をテストしたのかそれともケガか。ともかく内容的には一段落ちた。
大竹は相変わらず流れが読めない。城福さんの意図は分からないが個人的には「栗澤」をやって欲しかった。リードは4点あるわけで、高い位置で勝負して点に絡むより、どれだけいなして東京のリズムでボールを回せるか、ポゼッション率を高めるか。そこにこだわって欲しかった。梶山を下げて大竹を入れた理由がそれだとしたら、失格もいいところだ。
しかしFKは相変わらずすごいね。決まらなかったが、期待感は宮沢を軽く越える。

格下とやる時に大事なのは、まず勝つこと。次に点差よりも、相手の心を折れるかどうか。それが強さの証明だと思う。同じ4-0でも、「後半のサッカーは通用した」とか思わせてる時点で本当はダメなんだと思う。
それもまあゼイタクな悩みで、赤いチームや緑のチームに比べれば上出来なんだが、イマイチ強さを示せなかった印象はある。塩田や浅利や藤山のおかげでゼロ封できたが、間違って失点したら引きずってしまうところだった。
まあ全体的な印象として、東京はイマイチだったけど讃岐にも「有名人が監督をやってるから過度に警戒しちゃったじゃんよ」という感じ(笑)。所詮は…である。

さてリーグ戦の続き。そしてナビスコ決勝。そこにいい流れで繋げるのが良かったとか思ってる時点で、あまり意味のある試合ではなかった。城福さんはいつもながらやりくり上手ね、くらい。
でも平松のサイドバックって意外といいねぇ。城福さんよく試合中に「ハッキリしろ!」って叫ぶけど、守るのか攻めるのか、ああいうハッキリしたプレーって大事。

Posted by メトカラ at 22:27Comments(0)プレビュー&レポ

2009年10月07日

そうか松下は2試合か、じゃあケネディは?

■J2草津MF松下が映像確認で2試合停止
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20091006-552444.html

てーことは、レッドじゃなくても後で確認して「悪質」と判断すれば出場停止にできるってことだ。いいこと決めたね理事会さん。
某Kネディ選手の行為は思いっきりテレビに映ってたからね。ぜひとも適切な処分をお願いしたいです。
でもまあ背中踏んだのが2試合なら1試合かな。

モニのケガはどのくらいで治るんだろうね。
中沢が同じケガ(確か右だったけど)の時は「2週間」だったが。

Posted by メトカラ at 18:59Comments(0)その他

2009年10月05日

疲れを言い訳にする選手、しない選手 28節:東京2-1名古屋

2-1だけど完勝。トーチュウMOTは悩むけど鈴木達也に入れた。
でも気持ち的には城福さんに一票だね。次は普通にブルーノが戻ってくるしベンチには佐原もいた。実はチームとしては、痛いは痛いけどあんなに激怒するほどではなかったと思う。だからあの怒りは、控え暮らしだったモニに対する「お前は大事な選手なんだ」というメッセージなんだろうな。城福さんってそういう人じゃん? テレビだとガンガン城福さんの声が聞こえてきて、選手冥利に尽きるなぁとしみじみ思った。

では試合内容について。
スタミナ切れが予想される名古屋は前半勝負。控えのクオリティがアレな東京もスタメンで戦える前半勝負。結果としていきなり激しい展開になった。

名古屋もパスサッカーと言えばパスサッカー。アレックスをボランチに入れて「梶山」をさせているんだけど、当然守備はヘタなのでリスクもある。東京もそこを狙っていたと思う。
東京は名古屋を間延びさせようと、最初の時間帯はロングボールで鈴木達也を走らせていた。疲れ気味の名古屋は切り替えが遅く、そのうちDFとMFの間にかなりのスペースができ始めた。そこからは東京ペース。特にボランチとして運動量の少ないアレックスは全くスペースを埋められず、名古屋の中盤は梶山を中心にパスを回す東京に対して後手後手の対応になっていた。
ボランチのアレックスって想像しにくいと思うけど、福西を見ているようだ、と言えば分かりやすいかな(笑)。走らないからイラっとする。きっとピクシーにもイラッとされたんだろう、前半だけで交代してました。

東京は最終的に18本のシュートを打ったんだけど、前半は空いたバイタルでミドルを打ちまくっていた。名古屋のDFはただでさえ疲れ気味なのに、前も後ろもケアしないといけなくて棒立ち状態。平山のポストも機能したし、周りの選手も自由に動いていた。極端な話、東京の選手しか動いていないように見える場面もあった。
唯一、前線では羽生だけ「守備の人」だった。ケネディがいる以上、小川や田中隼磨にクロスを上げられるのが一番怖いからね。長友も小川が対面の時は自重気味だった。

東京の守備のやり方は一度セットしてからのプレス。いつもよりガンガン奪いに行っていた。疲れてるから人よりボールを動かそう的な甘い考えは城福さんに見透かされていたようで。
後半も前掛かりになる名古屋に対して「普通に準備していた風」に椋原とミスターを投入。
「戦いとはいつも2手3手先を考えて行うものだ」と妖精さん(メタボ)に教えてあげたいね。
それにしても、藤山はやっぱりいい。

そういや得点シーンについて何も書いてなかった。セットプレーから先制されたけどすぐに2点取って逆転。以上(笑)。まあ、ナオや達也のシュートもいいけど、徳永が状況に応じてクロスを的確に使い分けてるのが俺的にツボ。まあ代表様だしね。
ゴールラッシュかと思いきや、あれで打ち止めだったのは残念だったかな。そう思えるくらいの内容だったし、前節逆転勝ちした記憶のおかげで先制されても全く慌てなかった。逆転勝ちって大事ね。

最後に、判断をお任せされたので言いますが、あれは普通にレッドですね。
そう言えばタイトルに意味はないです。
こういう怪しい本みたいなタイトルにすればアクセス増えたりして、というただの実験(笑)。

Posted by メトカラ at 13:41Comments(0)プレビュー&レポ
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