もう火曜だし感想だけ。
清水の出来も悪くなかったと思うが、あの高次元の連携が相手では、多少の対策では勝てないだろうな。磐田2002を彷彿とさせるパスアンドゴーの連続には鳥肌が立った。
そのリズムを体現していたのがダブルボランチで、梶山は当然として、特に米本の球離れがかなり早くなっていたのには驚いた。いつもなら、余裕のある時どうしてもコネてしまって、ディフェンスが受け手にプレッシャーをかける時間を与えてしまっていたんだけど、この試合はポンポンとテンポよく捌いていた。守備的MFではなく一人前の「ボランチ」と言える働き。
浅利と今ちゃんと栗澤のいいとこ取り(笑)って言えばいいんだろうか。見るたびに成長していて本当に頼もしい。
相方が自分で舵取りできるようになれば、梶山も高い位置で仕事ができる。梶山目立ってたねぇ。でも梶山だけじゃなく、他の選手も同様。ナオの穴を埋めるために全員が攻撃の意識を一段上げていたと思うけど、ちゃんと発揮するためには後ろがしっかりしてないとね。それは米本の仕事の成果だったと思う。
あとは徳永。長友のコンディションの問題もあって、この試合は攻め役で目立っていた。
彼の「判断の質」ってすごいなと最近思っていて、サイドでボールを持った時のエリア内の状況を考えたプレーの選択が「ちゃんと」できている。1対1でドリブルで仕掛けようという判断は相手を抜いてクロスを上げるためと言うよりも中で味方が動き出す時間を与えるため、みたいな。
クロスボールの精度よりも、鈴木達也にピタっと合うまでの判断の重なりにこそ徳永の攻撃面の持ち味が出ていたと思う。
城福采配もいつも通りの冴えだった。今の選手層を上手く使ってるよ。持ち駒にバリエーションがないから采配にバリエーションを持たせる、って簡単じゃないよね。本当にいい監督さんだ。
結局、組織で抑えられない唯一の存在、岡崎だけが脅威だった。当然、今ちゃんと対峙する時はいいけど、ブルーノ側に流れると厳しい。ああいうタイプの相手にブルーノはミスキャストで、モニみたいにキュッと動けるCBを入れるべきだよね、本来は。でもモニはケガだしブルーノは東京の戦術的コアの一人なんだから仕方がない。
清水対策としてはそこにリスクがあったわけだけど、セットプレーの1点で抑えられたのは良かった。1点なら勝てる、という読みは城福さんにあっただろう。
さてナビスコ決勝。現時点で最強の2チームが当たると言っていいと思う。ただ長友もケガしたみたいだし、選手層の面では川崎が圧倒的に有利。戦術的な相性を考えても、ビハインドで後半巻き返して勝利、は考えにくい。先制して逃げ切るプランしかない。
その意味では明らかに不利。でも「だからどうした?」と言えるだけの自信がチームにはあると思う。これだけの逆境を跳ね返して上位で戦っているチームが他にあるだろうか。チームとしての「底力」みたいな部分では絶対に東京の方が上だと思うし、その底力をたくさんの応援で後押しできるホーム国立で戦えるわけだ。
だから絶対に勝てる。ていうか勝つ。
ちょっとらしくない言い方かも知れないけどね。